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大津市大門通に個人図書館(マイクロライブラリー)「キンモクセイ文庫」ができてました。代表の方にお聞きしたところ、2015年5月に開館したそうです。


キンモクセイ文庫のホームページはこちら
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地図ではこの辺り



今回は「キンモクセイ文庫」の代表の方に紹介文を書いていただきました。


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滋賀県大津市の自宅の一室で、個人図書館(マイクロ・ライブラリー)として「キンモクセイ文庫」を2015年5月28日から始めました。文庫の代表の曽祖父が個人病院を開業していた大門通の自宅を文庫にする事で、自宅とかつての医院が大門通にあった記憶と、自分や家族がこれまでに集めた本を残していけるようにしたいと思い活動を開始し、おかげ様で今年の5月で文庫を始めてから1周年となりました。

名前の由来となったキンモクセイの樹は、代表が子どもの頃から自宅の庭にあり、親しみを感じてきまし。また花の香りも好きで、花が咲くのが代表の誕生月の10月でもあることもあって「キンモクセイ」文庫という名前になりました(「金木犀」でないのは、この名前で書店等開いている方が既にいらっしゃるかと思いましたので)。

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文庫を開館するにあたって、前から個人的に感じたことなどが幾つかありまして。

代表の自分も図書館は良く利用していますが、市立図書館を始めとする公共図書館などでは、発行年の古い図書などは書庫に入ってしまい、すぐに利用者が手に取って読めないものもありますのが不便でして。
 ですので、発行年は古くても、自分が「これは」と思う本を文庫では手に取って読んで頂けるようにしたいと思いましたし、近くの市立図書館は月曜日が休館日なので、キンモクセイ文庫は図書館の休館日の月曜日でも本が読める場所となれば、と、市立図書館の休館日に「あそこ(キンモクセイ文庫)なら開いている」という事で本を読みに来てくれる所になれば、とも思い、月曜日もまず開館日として考えました。


また、既に他にもある、本を持ち寄ったりして作る図書室や図書コーナーなどでは一般向けの小説などが多く、自分が関心を持って読みたいジャンルの専門的な内容の本が少ないのが難でして。ジャンルは偏ったり本の冊数は限られていても、色々な内容の本が読める所を作りたいと思ってきまして。
 自分が関心を持って集めている本の中には、普通の本屋ではどのジャンルの棚に置いてあるのか探すのに時間がかかるものもありまして。自分も本を集めるのに苦労したので、それらのジャンルに関心のある人が読めるように、関連する内容の本をまとめて所蔵している所を作りたいと思い、また1つのジャンルについての専門図書館やそれに類する所は既にあり、蔵書数ならそちらの方がはるかに多いですが、特定のジャンルの本を何十冊もまとめて所蔵している文庫を大津に(あるいは滋賀・関西に)作りたいと思ってきました。

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  今後キンモクセイ文庫が、三井寺などに観光に来た人がちょっと立ち寄ってくれる場所、近くに住んでいる人、学区内の人が本を読みに来てくれる所となる「大門通のキンモクセイ文庫」として地域の文庫にしていきたいです。さらにシンプルに「自分の好きな本を集めた、その本に興味のある人が立ち寄って本が読める場所」の一つのモデルケースとなりたいですし、もっと個人的な、本も少ない所からそういう事を始める人を増やしていきたい。特に近くに図書館が無い所で、こういう活動をするための一例となりたいです。

 自分が関心を持って集めた好きなジャンルの本は、自分が好きで集めていくからより多くの本を集める事が出来るのでは、と思いますし、そうやって集めた本の中には、近くの図書館にも書店にも無い本があるかもしれないですし、ジャンルは限定されていても、そういう本を読みたいという人が来れる場所にしたいです。

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◎文庫で所蔵している本のジャンル


・主に自分が興味を持って集めた料理やお菓子のレシピ本。特に物語に登場する(またその物語をイメージした)料理やお菓子の本、実在の著名人ゆかりの食べ物のレシピ本など。料理やお菓子にまつわるエピソードのある本が好きで集めています。また各国料理の本としては比較的本の少ない国の料理のレシピ本。特に北欧の料理やお菓子の本を北欧の紀行本集めの一環として集めている。あと、和食・酒関係の食の読み物も寄贈して頂き、まとまったコレクションとして置いてあります。

香りに関する本。香りの歴史や香水、香道(お香)、ハーブ、ポプリ、アロマテラピーなどの本。

手芸の本。特に大高輝美さんの人形やフェルト細工の本。

外国(主にヨーロッパ)の紀行本。特に北欧についての本が多い。トルコについての紀行本(他、トルコの軍艦エルトゥールル号遭難事件についての本)も集めています。

歴史・文学・詩・古典についての本。『源氏物語』の現代語訳などの関連本や、また自分が大学で学んで関心のある『枕草子』についての本も集めている。

漢詩や中国が舞台の歴史小説や物語。特に中国の政治家で詩人の王安石についての本(北宋の歴史の本含む)が多め。

小説、エッセイ、ミステリや歴史小説。また女流作家の作品。特に吉屋信子・森茉莉・田辺聖子・永井路子・熊井明子の諸氏の著作。

児童文学や絵本も。自分が「これは」と思った作品を新旧問わず。

本に関する本(古本・書店(古書店含む)に関する本)。

図書館学のテキストや図書館に関する本も集めている。児童書・図書館に関する評論も。

・展覧会図録他、美術品に関する本

・ドラマやドキュメンタリーがきっかけで、消防やレスキューについて関心を持つようになり、関連本を集めるようになった(小説や絵本、物語も含む)。阪神淡路大震災や東日本大震災、また2001年のアメリカの同時多発テロにおける消防士の体験談などもあり。

鉄道ライターの宮脇俊三氏や種村直樹氏の著作は、国内旅行の好きな兄が蔵書として長年集めてきたものを置いている。特に種村氏の著作の大半を所蔵しています(ただし兄の好みもあって、種村氏の小説は無し)。他にも鉄道旅行についての本があります。

仕掛け絵本(ポップアップブック)もあり。

・あと母が作った手づくり布絵本もあり。


◎本の貸出について


・基本的には貸出は無料です。文庫の本をお借りになる場合は、名前・住所・電話番号などの連絡先を貸出記録ノートに必ず記入して頂く事が原則となります。
・貸出期間は1~2週間。文庫に来て本を直接返却して頂きたいですが、再度来るのがどうしても難しい場合は郵送も可。ただし蔵書の中には現在絶版で入手困難なものもあるので、借りた本は必ず返却して頂きたいです。

現在、文庫での活動の他は一箱古本市への出店が中心ですが、先日文庫の一角に小さい古本の販売コーナーも作りました(一箱古本市などで販売する本の常設スペース的なコーナーになります)。


※毎月15日に、京都の出町柳の「やなぎやガーデンマーケット」(叡山電車出町柳駅前 やなぎやギャラリー中庭)で「キンモクセイ文庫」の名前で参加をしていますので、お立ち寄り頂けましたら何よりです。



●開館時間

・月、水、土 10:00~18:00
・火、木 15:00~18:00
・日 13:00~18:00

○休館日 毎週金曜日及び15日、年末年始

※その他、臨時に開館・休館する日もありますので、ブログで毎月の予定をご確認ください。


●アクセス

京阪電車石山坂本線「三井寺」駅より徒歩3分(JRご利用の方は、JR琵琶湖線「膳所」駅から「京阪膳所」駅、またはJR湖西線「大津京」駅から「皇子山」 駅へ、京阪電車に乗り換えてお越しください)。三井寺駅から琵琶湖方向に向かい、左に曲がって琵琶湖疎水の橋を渡り、さらに「観音寺西」の信号を左に曲がって三井寺方向に向かって行った先の京阪電車の踏切の傍の家です。
 ※駐車場はございません。公共の交通機関でお越しください。


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「キンモクセイ文庫」前の三井寺方面

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「キンモクセイ文庫」前の琵琶湖方面


●連絡先

・Tel.: 080-6119-6378
・ブログ「こちらキンモクセイ文庫です」:http://blogs.yahoo.co.jp/kinmokusei_bunko