過去の大津の【今日】の出来事を紹介します。
1980年11月3日(昭和55年)
画家の小倉遊亀が文化勲章を受章する 『朝日新聞』
大津市出身の日本画家の小倉遊亀が文化勲章を受章した日。
小倉遊亀さんは1981年4月に大津市名誉市民に表彰。2000年に105歳で亡くなっています。
小倉 遊亀(おぐら ゆき、1895年3月1日 – 2000年7月23日)は、滋賀県大津市出身の日本画家。本名、ゆき。旧姓、溝上。奈良女子高等師範学校卒。
1926年に院展に入選し、1932年に女性として初めて日本美術院の同人となった。色彩に富む人物画や静物画が特徴で、上村松園とともに日本を代表する女流画家で、作「O夫人坐像」「小女」「浴女」など。
奈良女子大学の講堂の緞帳は、小倉遊亀の「爛漫」、滋賀県立大津高等学校の体育館の緞帳は「うす霜」という原画によるものであった。
1895年3月1日:大津市丸屋町に生まれる。
1913年:滋賀県立大津高等女学校(現・滋賀県立大津高等学校)入学。
1917年:奈良女子高等師範(現・奈良女子大学)卒業。女子高で国文学を教えるかたわら、1920年より安田靫彦に師事。
1926年:「胡瓜」が院展に入選する。以後1998年に「椿三題」を出品するまで連続入選する。
1932年:女性として初めて日本美術院同人。
1936年:山岡鉄舟門下の小倉鉄樹と結婚、以後鎌倉に住んだ。
1976年:日本芸術院会員。
1978年:文化功労者に選ばれる。
1980年:上村松園についで女性画家として二人目の文化勲章を受章する。
1990年から1996年まで日本美術院理事長を務めた。
1999年:パリで個展を開催。
2000年:105歳の長寿を全うして鎌倉で没した。戒名は「大梅院天池遊亀大姉」。
大津高校の体育館の緞帳は、卒業生である小倉遊亀さんの作品を原画にしたものが使われてます。
滋賀県立近代美術館は小倉遊亀さんの作品を数多く所蔵していて、その作品を常設展示室で入れ替えながら展示してるようです。
滋賀県立近代美術館HP
LINK:小倉 遊亀 « 滋賀県立近代美術館
関連リンク
■名誉市民について│大津市ホームページ
■梅のように生きたい 小倉遊亀 105年の画道|NHK 日曜美術館
■小倉遊亀 – Wikipedia
■文化勲章 – Wikipedia
■1980年 – Wikipedia
その他の今日の出来事
2001年-下坂本村・大津市合併50周年記念行事
1964年-薮田貞治郎が文化勲章を受章する
1937年-県民の募金による海軍献納機「報国第一四六号(滋賀号)」の命名式が、下阪本村の海軍予備航空団大津支部で行われる
1884年-大津商工会議所が大津坂本町に新築・開館する(交道館と称する)
1419年-青蓮院義円(のちの足利義教)が天台座主となる
918年-天台回峰行の創始者・相応が没する
876年-勢多橋が破損する
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