過去の大津の【今日】の出来事を紹介します。
雄琴港から出港するmegumi
2009年5月29日(平成21年)
琵琶湖汽船の小型客船「megumi」がシップ・オブ・ザ・イヤー2008を受賞する
琵琶湖汽船の高速船「megumi」が日本船舶海洋工学会の『シップ・オブ・ザ・イヤー2008』の大賞に選ばれた日。
シップ・オブ・ザ・イヤー(SOY)は、その年に完成した船舶・海洋構造物の中から「技術的・芸術的・社会的に優れた船」を選考して与えられる賞。2008年は「フェリーあけぼの」(大型客船部門)・「TRINITY ARROW」(大型貨物船部門)を抑えて、「megumi」(小型客船部門)がSOYに輝きました。小型客船がSOYを受賞するのは初めてだったみたいです。
詳しくは日本船舶海洋工学会のウェブサイトでご確認ください。
LINK:Ship of the Year 2008 | 日本船舶海洋工学会
- megumi(めぐみ)
2009年1月16日進水。約110総トン、全長約35.7m、幅約8m、速力約16ノット。旅客定員200名。杢兵衛造船所建造(建造費用2億円)。
船名の由来は「母なる琵琶湖の恵み」を詠った企業理念より。廃船になったインターラーケンの船体を流用のうえ延長。軽合金製、トリマラン型船体。
パノラマデッキの設置など親水性や景観性への配慮のほか、バイオ燃料添加型ディーゼル機関の搭載や自然エネルギーを利用した「環境啓発機器」を装備している。
「ぐるっとびわ湖一周クルーズ」をはじめ、貸切航海など様々なニーズに応える。2009年5月29日、日本船舶海洋工学会により「シップ・オブ・ザ・イヤー2008」に選定された。
琵琶湖汽船 – Wikipedia
「megumi」に乗ってみたい方は、「ぐるっとびわ湖島巡り」に参加すると乗船できるみたいです。「ぐるっとびわ湖島巡り」は大津港から雄琴港経由で沖島・竹生島を巡る『びわ湖にある4つの島を1日で全制覇』できるツアーです。
LINK:クルーズの流れ |ぐるっとびわ湖島巡り|琵琶湖汽船 – びわ湖クルーズ
シップ・オブ・ザ・イヤー(Ship of the year)は、公益社団法人日本船舶海洋工学会が、技術的、芸術的に優れた船舶および海洋構造物の建造を促進するため、主催する表彰制度。
概要
1990年から毎年開催されており、当該年の1月1日から12月31日までの期間に、日本国内で竣工した船舶および海洋構造物が選考対象となる。
応募作品は、関係者による応募、日本船舶海洋工学会会員による推薦により受付される。専門技術者によって構成される予備審査委員会、有識者および報道関係者による選考委員会が組織されており、予備審査委員会における書類審査を通過した作品が本審査に推薦される。予備審査では、技術の独創性・革新性、技術・作品の完成度、社会への波及効果、話題性・アピール度が審査基準となる。本審査では、各応募作品による公開プレゼンテーションが行われ、選考委員会における選考委員の投票でシップ・オブ・ザ・イヤーが決定される。過半数を得る作品がない場合は、決選投票が行われる。プレゼンテーションのほか、予備審査委員会の採点結果およびコメントが参考とされほか、プレゼンテーションを受けて行われる日本船舶海洋工学会の一般会員による投票で、最多得票となった作品は1票加算される。
1997年(第8回)からは、シップ・オブ・ザ・イヤー受賞船以外で特に優秀な作品に対して準賞が与えられている。2006年(第17回)以降は、7つの部門が設定され、それぞれ部門賞が選定されている。このほか、技術特別賞がちきゅう(第16回)、白嶺(第23回)、魁(第26回)に、選考委員特別賞がLNG DREAM(第17回)に与えられている。
部門
シップ・オブ・ザ・イヤー – Wikipedia
- 大型客船の部(5千総トン以上)
- 小型客船の部(5千総トン未満)
- 大型貨物船の部(1万総トン以上)
- 小型貨物船の部(1万総トン未満)
- 漁船・作業船の部
- 特殊船の部
- 海洋構造物・海洋機器の部
SOY2018では、新しくなった「うみのこ」が小型客船部門賞を獲得しています。
うみのこはSOYは獲得ならず。
LINK:soy2018 | 日本船舶海洋工学会
関連リンク
■megumi |船のご案内|琵琶湖汽船 – びわ湖クルーズ
■ぐるっとびわ湖島巡り|竹生島・沖島経由|琵琶湖汽船 – びわ湖クルーズ
■琵琶湖汽船、新型クルーズ「megumi」進水式-園児ら70人を乗せ初出航 – びわ湖大津経済新聞
■2009年 – Wikipedia
その他の今日の出来事
1163年-南都興福寺が、園城寺僧の延暦寺での受戒を停止し、延暦寺を興福寺の末寺とするよう朝廷に奏請する
1121年-園城寺僧兵が大津東浦・西浦の民家を焼く
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