今年の夏は琵琶湖にアオコが発生しなかったみたい。水質よりも天気の影響が大きかったのでしょうか。詳しくは下のリンク先で確認してください。
LINK:アオコ、今夏発生せず 琵琶湖30年ぶり「ゼロ年」か : 京都新聞
1977年5月に琵琶湖に赤潮が大発生したことから琵琶湖を守る運動が広がり、1979年に滋賀県が「富栄養化防止条例」を制定。アオコの発生調査は1983年から始まり、これまでは1984年だけがアオコの発生がなかったみたい。
ちゃんと分かってなかったので赤潮とアオコの違いを簡単に。
淡水赤潮
4月末~6月に植物プランクトンの「ウログレナ・アメリカナ」が大発生することで水面が赤く見える。
アオコ
8月~10月に植物プランクトンの「ミクロキスティス」や「アナベナ」などの藍藻類が大発生して水面が緑色に見える。
両方とも大量発生することで水中の酸素量を減らし、魚などが生育しにくい環境になるみたいです。あと、水面を覆うことで水中の植物の光合成を阻害したり、死んで分解される際に毒素を出すものもいるそう。
関連リンク
■【ビワズ通信 No.30】琵琶湖・淀川のなかまたち|水のめぐみ館「アクア琵琶」
■鞭毛虫・鞭毛藻(ウログレナの解説)
■藍藻(ミクロキスティス)
■藍藻(アナベナ)
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