10月27日で浜町の「琵琶湖ホテル」が創業80周年。「創業80周年記念写真展」が2Fロビーで開催中。【琵琶湖ホテル創業80周年記念】特別ご宿泊プランも。
創業当時は浜町ではなく、柳ヶ崎の現在「びわ湖大津館」になっている建物が「琵琶湖ホテル」でした。1998年に現在の場所へ移転。
LINK:琵琶湖ホテル 公式サイト~京都から10分のリゾートホテル~
琵琶湖ホテル
旧琵琶湖ホテル(びわ湖大津館)
1931年に外国人観光客を誘致するため、当時の知事が「国際観光ホテル」を発案。用地買収の難航などの末、1934年(昭和9年)の10月27日に創業開始。最大収容客数は70~80名ほど。
1945年8月15日の終戦後の9月30日に進駐軍専用宿舎として接収され、自主営業が休止。琵琶湖ホテルに限らず京都ホテルなど多くのホテルが接収されたそうです。
【接収】 国家権力などが、強制的に国民の所有物を取り上げること。
(Weblio辞書より)
接収時代は日本政府や県がホテルを借り上げて占領軍に提供する形で営業していたので、経営面では安定していたみたい。占領軍の兵員の宿舎ではなく、将校の保養施設として使われたため経営権が残されたそう。接収時代は様々な調達要求がされ、プール新設などもこの時に。メイドや女子従業員は容姿+背の高い女性を選んでいたそうな。1952年7月1日に接収が解除され、アメリカ軍との直接契約に。
1954年6月15日にできた「滋賀会館」の中央館地下1Fの食堂と北館4Fの食堂とホテルを琵琶湖ホテルが経営。1959年6月1日から実施された旅館業法の一部改正に伴い、5月31日に滋賀会館のホテルは閉鎖して食堂に。食堂は1977年10月31日まで営業してたみたい。
1957年に「琵琶湖ホテル」のアメリが軍将校専用ホテル時代が終わり、12年ぶりに自主営業が再開。1958年から京阪電鉄との繋がりができ、1972年に京阪が筆頭株主に、1973年には全株の51%を占める筆頭支配株主になり、京阪グループの傘下へ。1973年から74年は全室のベッド家具電気配線などをすべて交換する本館客室大改修が行なわれたそう。1973年のクリスマスパーティーには松尾和子とアントニオ古賀、1974年には菅原洋一と由紀さおりを招いたみたい。由紀さおりさんだけ知ってる。
1998年に現在の浜町へ場所を移して営業開始。2014年に創業80周年。
関連リンク
■琵琶湖ホテル 公式サイト~京都から10分のリゾートホテル~
■琵琶湖ホテルは本日10月27日、創業80周年を迎えました | スタッフブログ
■びわ湖大津館
■旧琵琶湖ホテル|大津の文化財|大津市歴史博物館
■琵琶湖ホテル – Wikipedia
■柳が崎湖畔公園 – Wikipedia
参考文献
株式会社琵琶湖ホテル(1984)「琵琶湖ホテル五十年のあゆみ」
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