4月6日【今日は何の日?】1690年 松尾芭蕉が国分山中の幻住庵に入る

    過去の大津の【今日】の出来事を紹介します。

    幻住庵(by運動会プロテインパワー)2022年 CC BY-SA 4.0

    1690年4月6日(元禄3年)
    松尾芭蕉が膳所の門人菅沼曲水に提供された国分山中の幻住庵に入る 『芭蕉書簡集』

    松尾芭蕉が国分山の近津尾神社境内の幻住庵で住み始めた日。7月23日までの約4ヶ月ほど滞在し、この時期のことを「幻住庵記」に残しています。

    奥の細道」の旅を終えた翌年の元禄3年(1690年)3月頃から、膳所の義仲寺無名庵に滞在していた芭蕉が、門人の菅沼曲水の奨めで同年4月6日から7月23日の約4カ月間隠棲した小庵。ここで「奥の細道」に次いで著名で、「石山の奥、岩間のうしろに山あり、国分山といふ」の書き出しで知られる「幻住庵記」を著した。

    元は曲水の伯父幻住老人(菅沼定知)の別荘で、没後放置されていたのを手直しして提供したものであり、近津尾神社の境内にある。「幻住庵」の名前の由来も幻住老人の名に由来する。芭蕉は当時の印象を「いとど神さび」と表現したが、その趣は21世紀の今も変わらず残っている。現在の建物は1991年9月に芭蕉没後300年記念事業「ふるさと吟遊芭蕉の里」の一環で復元したものであり、敷地内には幻住庵記に「たまたま心なる時は谷の清水を汲みてみづから炊ぐ」との記述があるように、芭蕉が自炊していた痕跡 ”とくとくの清水”が今も木立の中、水を湧き出している。

    幻住庵 – Wikipediaより

    現在の幻住庵は、1991年に建てられたものです。

    (公社)びわこビジターズビューロー(2003年05月撮影)

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