過去の大津の【今日】の出来事を紹介します。
「芭蕉翁絵詞伝」は義仲寺の所蔵品
1792年10月12日(寛政4年)
蝶夢が「芭蕉翁絵詞伝」をつくる 『芭蕉翁絵詞伝奥書』
京都の僧 蝶夢法師(1732-1795)が松尾芭蕉(1644-1694)の生涯をまとめた「芭蕉翁絵詞伝」を、芭蕉の九十九回忌の忌日に合わせて奉納した日。
蝶夢(ちょうむ)は、江戸時代中期の時宗の僧・俳人。
松尾芭蕉の遺作を研究し刊行した『芭蕉翁発句集』『芭蕉翁文集』『芭蕉翁俳諧集』の三部作は、はじめて芭蕉の著作を集成したものである。
『芭蕉翁絵詞伝』は本格的な芭蕉伝として有名。
ほかにもたくさんの著作を出版した。俳書を収めるために義仲寺に設けた粟津文庫も蝶夢和尚の功績である。
「芭蕉翁絵詞伝」は上・中・下巻の全三巻構成。
蝶夢による芭蕉研究の”集大成”となる作品で、翌年には原本をもとにした木版本が出版されたそうです。
「芭蕉翁絵詞伝」の挿絵は法橋狩野正栄至信によるもの。
こちらで挿絵を見ることができます。
LINK:「芭蕉翁絵詞伝」挿絵展示室
関連リンク
■義仲寺 | 滋賀県観光情報
■紙本著色芭蕉翁絵詞伝|大津の文化財|大津市歴史博物館
■義仲寺:【大津e湖都市場(おおついいこといちば)】大津豆知識
■1792年 – Wikipedia
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